保育園、幼稚園に発達障害のこどもを通わせる場合の注意点
今日は保育園や幼稚園との連携について書いてみたいと思います。
発達が気になる、少し繊細なところがありそう、もしくはすでに児童精神科で発達特性の診断を受けているという場合です。
幼稚園や保育園は、家庭同様に過ごす時間が長いです。
そこでどのように受け入れてもらっているかはとても大事です。
理想は、最初から受け入れ態勢が整った園を選ぶことですよね。すでに診断がついていたりする場合はそういった園を探して入園させるというのがもちろん一番スムーズです。
しかし、発達特性が気になってくるのは通常1歳6か月ごろからのことが多いと思いますので、すでに入園されている場合はどうするのかが問題になってきます。
前提として、親は子供に発達特性があるということを、最初は受け入れるのに抵抗があるものです。本来子どもの発達のプロフェッショナルである保育園、幼稚園の先生には、親の気持ちのケアも含めてアドバイスしてほしいと思うのは当然の気持ちですよね。
けれど実際は発達特性のある子の対応に慣れている園は多くはないです。
よくあるパターンとしては
- 先生に子供の特性に応じて対応してほしいと伝えても、不慣れでどうやっていいかわからなかったり、
- 明らかに発達特性から来ている困りごとなのにイヤイヤ期ですよとしか取り合ってもらえなかったり
- 他の子と同じように集団行動ができないという理由で親御さんが責められているような気持ちになる
といったケースも多いと思います。園との関係がこじれてしまうという話もよく聞きます。
【できるアクション】
まずは担任の先生だけでなく、主任や園長先生と面談し、本人の特性を伝えることが一番だと思います。
先生も、子どもの発達を伸ばしてあげたいと思って働いておられるわけですから、協力体制がえられそうであれば、その園でできることをやってみるのが良いでしょう。
その時点でうちの園では受け入れられないと言われたら、転園も選択肢に入れたほうがいいと思います。
関係がこじれてしまうと、親の気持ちもかたくなになりがちですから、一度原点に戻って話し合いをしてみるのがいいです。
話し合ってみて、
①協力は得られそうだが、具体的な方法が分からない場合
②協力体制を得ることが難しい場合の二種類
のそれぞれについて、それぞれについてどう対応していくかは、また続きを書いてみたいと思います。